〜最近疲れがとれにくいなと感じていませんか〜

免役力

早く寝たはずなのに、授業中にウトウト。仕事中にウトウト。

こんなあなたは、
もしかすると「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。

テレビや雑誌等でこの言葉を見たことがあるのではないでしょうか??

しかし、これが一体どういう状態をいうのか。

もしくは、自分が果たしてこの状況なのか、分からないという人はいませんか。

無呼吸は、放っておけば毎日の疲れがとれないのは
もちろんのこと、体に病を引き起こしてしまう原因になることだってあるのです。

本書をお手にとっていただけたのも何かの縁。

きっと、読み終える頃には何が悪いのか、どうしたらゆっくり睡眠する事ができるのかを見つける事ができると思います。

〜睡眠時無呼吸とは何か〜

よく耳にする言葉ですが、一体これはどういう状態を言うのでしょうか。

睡眠時無呼吸とは、睡眠中に呼吸が一時的に停止するあるいは呼吸が浅くなる症状のことを言います。

この呼吸の状態は数秒から数分間に渡ります。

こうした呼吸障害は頻繁に起こり、一時間に 30 回も起こる場合もあります。

その後、呼吸は通常の状態に戻りますが、息が詰まるような呼吸になることもあります。

自分の彼や旦那さまがこのような状態を起こしていたとしたら、それは「睡眠無呼吸」を起こしているといって間違いありません。

この状態は熟睡を妨げ、十分な睡眠時間を取ることができなくなります。

睡眠時無呼吸によって疲労感や日中の眠気が起こります。 こうした症状は診断が難しい症状の 1 つです。
また通常の医師の検査では発見することができません。

最近疲れが抜けていないなと思って、医師に相談するとビタミン B や D を処方されることでしょう。

ですから、皆さんもてっきり“ただの疲れだ”と思ってしまうようです。

この無呼吸であるということに気づきにくいのには、もう一点理由があります。

それは、この症状が睡眠中に起こるからであり、誰かが自分の呼吸の不自然さに気づくまでは自分でも気づくことがないという点です。

もちろん、パートナーと同じ寝室で休んでいたとしても、相手が熟睡していれば分からないでしょう。

す。

それでも自分が睡眠時無呼吸であるという自覚を持つことは難しいのです。

それは「まさか自分が??」という思いがそういう風に思わせているのかもしれません。

現在、何百人という成人が睡眠時無呼吸を気づかずに患っています。

もしかしたら、あなたもしくは、あなたの周りにも気づかずにかかってしまっているかもしれないのです。

〜どんな人が無呼吸になりやすいのか〜

では、実際に自分で気づく事ができない場合(もしくはパートナーが気づけない場合)は、何をもって「無呼吸かもしれない」ということを疑えばいいのでしょうか。

ひとつには「最近極端に疲れている」
または「居眠りしがちである」ということです。

もうひとつ疑うべきポイントがあります。それは「体型」です。

無呼吸にかかっている人の多くが、肥満体質や体重が多めという事実があります。

なぜかということについては、後に詳しく書かせていただきますが、簡単にいえば、圧迫ということでしょうか。

さらには、この症状を患っている人の割合は、女性よりも男性の方が多く、また年齢とともにこの症状を発症し易くなります。

また疑うべきポイントでありませんが、性別においても男性・女性では差があります。

特に女性は、閉経後にこの症状を起こし易くなります。

アフリカ系アメリカ人やヒスパニック、太平洋圏の住人のようにごく少数派の人々は他の地域の人達よりも睡眠時無呼吸を起こし易いという研究結果もあります。

この症状は遺伝によっても起こります。

もしも喉や口や鼻の軌道が細い場合はこの症状は起こり易くなってしまうのです。

もしも、家族に気になる様子の人がいるようであれば、あなた自身 も(今はそうでなくても)いずれそうなってしまうかもしれません。

ですから、食生活に気をつけるなどといったことに十分気をつけましょう。

扁桃腺細胞が通常よりも大きい子供も睡眠時無呼吸を起こす場合があります。

もしも、お子様が以前に病院でそのように、診断されたことがあれば気をつけて睡眠中を確認してあげてください。

子どもはほとんどの場合、睡眠障害を起こす事はありません。

しかし、まれに睡眠障害を起こして昼間の勉強に、差し支えのある状態になる場合もあるのです。

くれぐれも注意して、見てあげましょう。

また以下の条件によっても睡眠時無呼吸が起こります。

⦁ 喫煙

⦁ 高血圧

⦁ 脳卒中の可能性がある

⦁ 心臓疾患

特に喫煙している人は、喫煙していない人に比べてかかりやすいという報告も出ています。

ですから、もしも「睡眠障害」という診断をくだされたのであれば、しばらくの間禁煙してみるのもいいかもしれません。

〜睡眠が大切なわけ〜

そもそも睡眠障害だと何が問題なの? と思いませんか?

いくら昼間眠くても、本当に眠さを抑えたい重要な何かがあるのであれば、最近ではとても優秀なドリンク等が販売されています。

それなのに、なぜ人は眠りの質にこだわるのか!!

それは「睡眠」が人間にとってとても重要だからです。

睡眠は、人生のうちの三分の一を占めていると言われていますが、そんなにも沢山の時間を使って眠る必要があるのでしょうか?

世の中には一日3時間しか眠らなくても、仕事をフルにこなし、2 1時間を有意義に過ごしている人さえいます。

そもそも睡眠とは一体なんのためのものでしょうか。

体を休めるためと思っている人もいますが、実は体よりも
「脳」を休めるためのとても大切な時間なのです。

体は少し横になったり、栄養ドリンクを飲んだりする事で回復を早めたり促したりしてくれます。

しかし、脳は起きている間中、体に様々な信号を送り、フルタイムで働いているのです。

唯一眠る事で、脳を休めています。

ですから、眠りの質が良くないもしくは、時間が足りないという事は、それだけで「脳を疲れたままにしている」つまり、体の様々な部分への信号をしっかり送れなくなり、体に不調が生じてしまうということなのです。

また深く眠る事で、成長ホルモンが分泌されて、新陳代謝を促す働きもあるのです。

〜眠らないと人はどのような状態になるのか〜

睡眠の大切さは少し分かっていただけたでしょうか。

では、もしも睡眠を怠ってしまうと人はどんな風になってしまうのでしょうか。

★ 集中力がなくなる
★ つねに頭がぼーっとしている
★ 顔色がすぐれない
★ 何をしてもすぐに疲れる
★ 目の下にクマができている

どれも正解です。

特に、今回の「睡眠障害」についてはこれ以外にも、

★ 事故を起こしやすい状態になる
★ 感情のコントロールができなくなる
★ 体の組織にトラブルが生じやすくなる

といったことが追加されます。

本当に危険なのは、無呼吸に陥ったその先です。

心臓病や、糖尿病といった現代人を苦しめる病気にもなりやすい状態に!!

ですから睡眠は本当に大切なのです。

〜睡眠の仕組みを知ろう〜

今何か睡眠時にトラブルを抱えているあなた。

知っているかもしれませんがここであらためて、睡眠のリズムについて知っておきましょう。

何が関係あるの??と思うかもしれませんが、この仕組みを知っているのといないのでは、心地よい睡眠を手に入れることなんてできません。

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉を皆さん
も聞いた事があるのでしょう。

これは睡眠時の2つの脳のリズムをいいます。

レム睡眠は、脳が動いており筋肉だけが休まっている状態です。

夢を見たり、疲れている時に起きる金縛りがこの睡眠時に起きます。

夢のメカニズムは、まだ不明な部分もありますが、このレム睡眠時に、一日の情報を整理するという部分での役割も果たしていると言います。

そしてノンレム睡眠、これは脳も体もしっかり休んでいる「深い眠り」です。何を言われても気づかない状態です。

この2つのサイクルを一定のリズムで繰り返して、人は睡眠をとっています。

しかしながら、睡眠時間が十分とれないような状態や、またストレスなどで、睡眠が妨害されている場合、この一定のリズムが壊れてしまいます。

そうなると本来しっかり眠れるはずの、睡眠がとれないため体の疲れも脳の疲れもとれません。

ですから、しっかりと正しいリズムで睡眠をとる事が大切なのです。

睡眠時無呼吸の種類

〜無呼吸についての基本知識〜

無呼吸には3つの種類があります。

その前に、基本的な部分を知ってもらうために、どうしてそうなるのかを簡単に説明します。

睡眠時の無呼吸がなぜ起きてしまうのか。

それは、空気の通り道である「上気道」が塞がれてしまうことにより起きます。

塞がれてしまう事の原因の多くは

★ 首周りの脂肪過多
★ アデノイド
★ 扁桃肥大
★ 舌が大きい
★ 鼻が曲がっている

といった理由が主です。

一般的には、太った方が多いのは事実です。

しかし、日本人の場合は太っていなくても、顎が小さい人種のため気道が塞がれやすい状態になってしまいます。

〜睡眠時無呼吸について学ぼう 種類〜

睡眠時無呼吸には3つの種類があります。

しかしたいていの患者は2つの種類に属しています。

閉塞性睡眠時無呼吸というものがあり、これが最も一般的な睡眠時無呼吸です。

ほとんどの人がこのタイプになるでしょう。

閉塞性睡眠時無呼吸は睡眠中に喉の筋肉が虚脱するために起こります。

睡眠時無呼吸のもう1つのタイプは中枢性睡眠時無呼吸と呼ばれます。

このタイプは呼吸の際に筋肉が正しいシグナルを受け取れなくなることによって起こります。

3つ目のタイプはごく稀に起こるものですが、複雑型もしくは混合型睡眠時無呼吸と呼ばれます。

これは1つ目のタイプと2つ目のタイプが合わさって起こる睡眠時無呼吸です。

では詳しくそれぞれ何が違うのかを見ていきましょう。

〜閉塞性睡眠時無呼吸とは〜

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は喉の気道を塞ぐ症状です。

先ほども書きましたが、もっともこのタイプの患者さんが多いと言ってもいいでしょう。

このタイプの睡眠時無呼吸は以下の症状も引き起こします。

⦁ 睡眠中に呼吸する際、喉の筋肉が虚脱する。

⦁ 空気が鼻や口や喉の上部の気道を通る。

⦁ 筋肉の幅が広くなると、気道を確保するために虚脱した部分を塞ぐ。

⦁ 血中の酸素濃度が低下する。そのため肺は外から酸素を吸収しようとする。

⦁ 睡眠時無呼吸は喉の後ろの組織が一時的に塞がれることによって起こる。呼吸は停止し、起きると息切れがする。

⦁ 息切れをしたり鼻息が荒くなったりしても起きない場合もある。

1時間に5回以上このような症状が起こる場合には睡眠時無呼吸を発症していると考えられています。

早めにお医者さんに診断してもらうといいでしょう。

〜中枢性睡眠時無呼吸とは〜

中枢性睡眠時無呼吸は、閉塞性睡眠時無呼吸ほど一般的なものではありません。

このタイプの睡眠時無呼吸は脳(神経機能の中枢)で起こります。

なぜ、このような状態になるのか。

それは、脳が気道の筋肉に呼吸をするようにシグナルと送らなくなることが原因です。

通常酸素レベルが低くなると、体は起きます。

体に酸素が回りにくくなっているので苦しくて起きてしまう人もいるでしょう。

ですからこのタイプの睡眠時無呼吸は、通常起きたことを覚えています。

とくに、この睡眠障害は心臓病や心疾患を持っている人に起きやすいと言われています。

心臓に血液が流れにくくなると、脳に酸素が送られなくなってしまうからです。

この場合、もともと医師にかかっていると思いますので、詳しくは担当の先生に相談するのが一番いい方法でしょう。

〜複雑型もしくは混合型睡眠時無呼吸〜

これは閉塞性睡眠時無呼吸と中枢性睡眠時無呼吸の混合型です。

このタイプの睡眠時無呼吸は、まず閉塞性睡眠時無呼吸から始まります。

ですから、早いうちに閉塞性睡眠時無呼吸を治療しておけば、このタイプの無呼吸になる心配はないのです。

しかし、それを知らずに放っておくと
気道からの圧力の影響で徐々に中枢性睡眠時無呼吸へと移行します。

CPAP (持続的気道陽圧法)を使用すると中枢性睡眠時無呼吸を発見することができます。

この症状は閉塞部分が取り除かれた後に発症します。

兆候と症状

〜こんなサインがでたら要注意!!〜

睡眠時無呼吸の最も分かり易い兆候は、大きく継続したいびきです。

ものすごくけたたましい音なので、隣で寝ている人も一発で分かるでしょう。

そして、この大きな音の後に一瞬の静寂が生まれます。それは、一時いびきが止まったからです。

きっと横で寝ている人は思うでしょう。
「きっと、いびきが止まったんだわ」と。

しかし、しばらく静かな時が流れた後
息苦しくなったり、息切れがしたりします。

本人も知らないうちに、息をたくさんしようと「ゼーハー」となってしまいます。

この不規則なリズムはしばらく続き、朝が来るまでひっきりなしの人もいるようです。

〜少しでも、いびきを和らげてあげるために〜

もしも、隣で寝ている人がものすごくけたたましい音をし始めたら、ちょっとやっていただきたい事があります。

もしも、相手が仰向けに寝ていたら、体を横にしてあげましょう。
どうして??と思いますよね。

みなさん、ここでちょっと思い出してみてください。車の教習などで人工呼吸をならったと思います。
人工呼吸をする場合に、行うのは気道確保ですよね。息を体に送りやすい状態にしてあげるということ。
いびきも息の通りが悪くなる事でおこるので、息をしやすい状態にしてあげるのがいいのです。

つまり、

仰向けに寝ている場合、いびきはより大きくなります。

側臥位で寝る場合は、いびきがそれほど大きくなりません。

ぜひ、やってみてください。

〜いびきをキャッチしたら〜

毎晩いびきをかくわけでもありません。

いびきは最終的には回数が多くなり、また大きくなっていきます。

いびきをかいたり息苦しくなったりしている時には寝ているため、本人には呼吸のトラブルが起こっていることが分かりません。

中には、朝方(眠りが浅いとき)に、自分のいびきで目が覚めたなんてこともあるかもしれませんが、多くの場合は何ごともなかったかのように、朝起きる事でしょう。

他の人により発見されてはじめてその状態に気がつくのです。

しかし慢性的にいびきをかいているからといって、それが睡眠時無呼吸という訳ではありません。

その他に日中眠気と闘っているという兆候が見られる場合は、睡眠時無呼吸の可能性があります。

何かしら活動していない時には、直ぐに眠気で眠りについてしまうことでしょう。

仕事中や運転中にこうした症状が見られた場合には、事故やトラブルになり易いので十分注意しましょう。

〜無呼吸以外のサインは?〜

無呼吸症候群は、睡眠時に「いびき」をかく以外のサインがいくつかあります。

何度が話していますが、なかなか睡眠中に自分の「無呼吸状態」を察知するのは難しいものです。

睡眠時無呼吸に関係のない兆候と症状として以下のようなものがあります。

⦁ 朝頭痛がする。

⦁ 夕方や夜に頻繁にトイレに行く。

⦁ 気分屋で性格の変化がある。

⦁ 集中力に欠け、記憶力が低下している。

⦁ 朝起きた際に喉が渇いている。

いかがですか?自分にも思い当たる点がありましたか??

〜閉塞性睡眠時無呼吸のメカニズム〜

喉の筋肉は気道を開けるために働いており、そのおかげで十分な空気を肺に送り込むことができます。

しかし寝ている際に喉の筋肉がリラックスすると気道が塞がれ十分な空気が肺に送られなくなるのです。

閉塞性睡眠時無呼吸は以下のような症状から起こります。

⦁ 頭と首が小さかったり細かったりする場合は口や喉の気道も小さくなります。

⦁ 喉や舌の筋肉が必要以上にリラックスします。

⦁ 体重が多めの人や肥満体質の人は軟らかい脂肪組織が人よりも多く付きます。この組織は気管の壁を厚くします。そのため睡眠時に空気が通る十分な空間がなくなってしまいます。

⦁ 高齢の方であれば、脳のシグナルは喉の筋肉を本来あるべき堅さを保つことができません。

⦁ 気道が塞がれるために、睡眠時のいびきが大きくなります。

酸素レベルが低下すると、十分な睡眠が確保できなくなります。

そうなると、体がしっかり休むことができずに、昼間の仕事や勉強に差し支えが生じてしまうことでしょう。

上部の気道の筋肉が堅くなると気管が空いた状態になります。

すると再び通常の呼吸になり、しばらくするといびきや息苦しさが訪れます。

頻繁に酸素レベルが低くなり、また睡眠時間も減少するとストレスホルモンが放出されます。

このホルモンによって高血圧や脳卒中、心臓発作や不整脈などが起こるのです。

ストレスホルモンは心疾患も引き起こします。

この状態を早めに治療しなければ、肥満や糖尿病になる可能性が非常に高まります。

このように、無呼吸になってしまうと様々な病気の原因を作ってしまうようになるのです。

特に肥満や糖尿病は成人病の中でも、近年増加傾向にある病気です。毎日の睡眠を良質なものにして、様々なトラブルを避ける体作りを していきましょう。

睡眠時無呼吸の診断

〜お医者さんに行ってみよう〜

「なんだか自分の睡眠に不安がある」

「パートナーにひどい、いびきをかいていると言われた」
「最近昼間に眠気がおそってくる回数が多い」このように感じているあなた。
自分だけで判断せずに、お医者さんに相談しましょう。

医師に相談する事で、正しい知識また治療法を知る事ができます。

もちろん、本書でも詳しく話していきますが、具体的な治療は医師でないと行えません。

きっと、皆さんの中には
「一体どんなことをされるんだろう」とか。

「痛い事されないだろうか」とか。

不安を抱いて、病院に行けないという人もいるかもしれません。少しでも、本書を通してリラックスして受診できれば幸いです。

では詳しくみていきましょう!

〜医師による、無呼吸の診断方法とは〜

では、実際に病院で行われる診察方法を紹介します。

『初めに問診票による診断』

医師が睡眠時無呼吸と診断する方法は、過去の通院記録や遺伝的な要素があるかないかにかかっています。

遺伝的な要素は特に重要で、家系に同じような症状を持っている者がいる場合は、患者さん自身もそうである事が多いのです。

『基本的な検査』

そして、身体検査や症状の観察も行われます。

もしも兆候や症状や睡眠時無呼吸のパターンに当てはまる部分が見られた場合、睡眠検査が行われます。

『睡眠検査』

睡眠検査とは、睡眠のパターンを調べるものです。

この検査によって、どれ程十分な睡眠が取れているかが分かります。睡眠に何か問題があれば、検査結果で分かります。
睡眠検査を行うように勧められた場合には速やかに検査を行いましょう。

この検査によって睡眠時無呼吸などのトラブルが判明します。

そうすれば、今まで悩んでいた事に対しても改善するべき部分が明らかになってくるでしょう。

睡眠時無呼吸等は他の病気をつくりだす、きっかけになってしまいます。

特に脳卒中や高血圧、心臓発作などのリスクを高めます。

若いうちは、どうにかなる病気ですが、年齢を重ねれば重ねるほど、これらのリスクが高まれば死にいたることも十分考えられるのです。

そうならないためにも、自分でおかしいなと思ったらすぐに病院へ行きましょう。

睡眠時無呼吸の分野で経験が豊富な医師は、直ぐに睡眠時無呼吸だと診断することができ、夜に十分な睡眠が取れるための治療を施してくれます。

重要なことは、医師にこれまで経験した睡眠習慣による悪影響を全て伝えることです。

これは疲労感や日中の慢性的な眠気も含まれます。また寝付きが悪いなどの症状も伝えましょう。
夜中に目が覚めてその後なかなか寝付けないなどということも重要なポイントです。

気になる部分はすべて伝えてください。

そうすることが、一番確実に診断をしてもらうためのポイントとなるのです。

〜自分の眠りを記録しよう〜

自分の眠りを書き留めるのはなかなか難しいとは思いますが、チャレンジしてみるといいでしょう。

というのも、
自覚症状がないまま睡眠時無呼吸を患っている場合がある
からです。

睡眠時無呼吸について経験がある医師は、睡眠スケジュールについて聞いてくるでしょう。

これを知る事で、専門的な知識また過去の例と重ね合わせて、あなたにぴったりの治療法を導きだしてくれるのです。

また家族にも本人に慢性的ないびきがあるかどうかを訊ねます。

睡眠時無呼吸について経験のある医師は、睡眠の専門家として知られています。

彼らは直ぐに診断を下し、適切な治療を行うことができます。そのためにも睡眠を記録するのはとても大切な事です。
ポイントは、何が起こっているのかを明確に理解できるように、2 週間ほどの睡眠日誌をつけておくこと。

これが睡眠研究の前提となります。

以下に睡眠日誌に記入すべき内容を挙げました。

⦁ 前日の就寝時間

⦁ 起床時間

⦁ 前夜の睡眠時間

⦁ 夜中に起きた回数

⦁ 前夜寝付くまでにかかった時間

⦁ 前夜に服用した薬

⦁ 朝の目覚めは良かったかどうか

⦁ 朝目覚めた時に倦怠感を感じたかどうか

⦁ 朝眠気があったかどうか

⦁ 日中にカフェイン入りの飲料をどの位飲んだか

⦁ 日中にアルコール飲料を飲んだかどうか

⦁ アルコール飲料を飲んだ時間

⦁ 昼寝の回数

⦁ 昼寝の時間

⦁ 日中に眠気があったかどうか

⦁ 日中に倦怠感があったかどうか

⦁ 日中の頭の回転は良かったかどうか

⦁ 日中は目が冴えていたかどうか

医師は以下の質問もするかも知れません。

⦁ いびき

⦁ 息苦しさ

⦁ 朝の頭痛

こうした日誌の結果が以下のことを決定します。

⦁ 昼寝が多すぎる

⦁ 夜中に数回以上起きる

⦁ 寝付くまでに30分以上かかる

⦁ 日中の慢性的な眠気がある

〜身体検査を詳しく知ろう!〜

身体検査と言っても、普通の健康診断とは少し違います。

何よりも重要な、喉の部分や鼻、口などを検査するのです。

これは肥大したり増え過ぎている組織を確認したりするためです。

睡眠時無呼吸と診断された子供には、通常扁桃腺肥大があります。

これがあると診断が早く、検査や医療機関にかかった履歴などは不要になります。

成人の場合は、医師は口蓋垂が肥大していないかどうかを確認します。

これは口の奥の真ん中にぶら下がっている組織のことです。

「のどちんこ」と言えば、皆さんも知っていますよね。そうです。あの部分です。

その他にも喉の奥にある、口の屋根として知られる口蓋が柔らかいかどうかも調べます。

〜パートナーや家族の理解の大切さ〜

ほとんどの人は睡眠時無呼吸にかかっていることに気がつきませんから、睡眠中に自分の異常に気づいてくれる人の存在が必要です。

本来であれば、自分で分かればこした事はありませんが、実際に寝ている時の出来事は、本人は理解できない事でしょう。

夜中に自分の呼吸が途中で停止していることを調べることはできません。

また慢性的ないびきをしていることにも気がつかないでしょう。

相手の変化に気づいてあげることで、この病は完治できるのです。それをよく理解してください。

あまりの深刻な状態にあれば、相手が重い病気になってしまったり、それ以上にひどくなれば、死だって考えられるのです。

ですから、家族やパートナーがするべきことはとても重要なんですね。

家族やパートナーができることを以下に挙げました。

⦁ 慢性的にいびきをしているかどうかを伝える

⦁ 医師に相談するように勧める

⦁ 睡眠時無呼吸と診断された場合には医師の指示に従って治療を行うように勧める

⦁ 精神的な支えになる。治療中は特に家族の精神的な支えが必要になります。

これを、見せてぜひ協力をしてもらってくださいね。

睡眠研究による診断

〜もっと専門的な機関で調べてもらう方法〜

医師による診断だけでは、詳しいことが分からない場合、
睡眠にもっとも詳しいとされている機関で診断してもらう
ことになります。

睡眠研究は通常は睡眠センターや睡眠ラボで行われます。

これは病院内にあるものもあれば病院内にない場合もあります。

睡眠センターで研究が行われる場合、睡眠センターに一泊しなければなりません。

あなたの睡眠を徹底して調べてくれるのです。

日中に睡眠研究が行われる場合、時間つぶしのために本や雑誌を持参して行くと良いでしょう。

テレビゲームなどはお勧めできません。

なるべく、いつも読んでいるような本や雑誌等がいいと思います。

睡眠研究によるリスクはほとんどありませんが、数時間という時間がかかります。

それだけは理解しておきましょう。

〜睡眠をより詳しく知るためのテスト その1〜

睡眠研究には、様々なテストがあります。

その1つはポリソムノグラム(PSG)検査と呼ばれるものです。

この検査は睡眠センターや睡眠ラボで行われます。

この検査では一般的に一泊して、脳の波形を確認して診断します。テストの方法はとっても簡単。
まず、頭の部分と顔、胸、手足、指に電極とモニターが着けられます。

そしてあなたは、そこで眠るだけ。

睡眠中には以下のことがチェックされます。

⦁ 目の動き

⦁ 脳の活動

⦁ 筋肉の動き

⦁ 心拍数

⦁ 心臓のリズム

⦁ 血圧

⦁ 肺の空気の出し入れの様子

⦁ 血中酸素濃度

睡眠中に医療スタッフは夜間の動きを、センサーを用いてチェックしていくのです。

PSG が完了すると、睡眠の専門家が結果を確認します。

専門家によって睡眠時無呼吸であるかどうか、深刻な状態であるかどうかが診断されます。

その結果から治療方法を決定していきます。

〜睡眠をより詳しく知るためのテスト その2〜

ポリソムノグラム(PSG)検査が終了するとさらに次のテストを受けます。

睡眠潜時反復検査(MSLT)は日中どの程度眠気があるかを確認するものです。

このテストは通常 PSG の後に行われ、ポリソムノグラム(PSG)検査同様にあなたの頭の波形を確認します。

このテストで昼寝を少なくとも5回行わなければなりません。 睡眠時間はおよそ20分間で、昼寝の間隔は2時間になります。
診断者は、寝付くまでにかかった時間と、昼寝の長さを計測します。

この試験で寝付くまでに5分しかかからなかった場合、睡眠時無呼吸の候補者となります。

テストが完了したら、睡眠の専門家は結果と治療方法案を提示します。

〜プロフェッショナルを捜すために〜

最近では、脳の波形をしっかりと測って診断をしてくれる医師も増えました。

しかし、初めての経験ですからできるだけ詳しい先生に相談したいですよね。

睡眠の専門家を見つける必要がある人は、関連するいくつかの団体を調べてみると良いでしょう。

海外には、以下のような大きな団体があります。

⦁ アメリカン・アカデミー・オブ・スリープ・メディスン(AASM)

⦁ アメリカン・ボード・オブ・スリープ・メディスン (ABSM)

⦁ アメリカン・アカデミー・オブ・デンタル・スリープ・メディスン (AADSM)

こうした団体には医師、研究者、歯医者が配置されており、協力して睡眠障害についての検査、研究を行っています。

彼らは睡眠時無呼吸のための治療薬や研究を行っています。

関連局の医師や研究者は睡眠医学の専門家の中でも「有資格者」と呼ばれる人達です。

しかし、残念ながら日本にはこういったものがあまり多くありません。

唯一「日本睡眠学会」というものがありますから見てみるといいでしょう。

日本睡眠学会

また最近では、「いびき外来」というものがある病院もあります。

福岡ですがとても優秀な専門家がいるのでお近くであれば相談してみるのもいいかもしれません。

http://www.interq.or.jp/kyuushu/sas/

睡眠時無呼吸を患う子供

〜子どものための睡眠知識〜

冒頭に書きましたが、子どもの無呼吸症候群はそこまで多くはありません。

しかし、最近ではストレスの多い子どもも増え、歯ぎしりやいびきに加え、睡眠時の無呼吸になる子どもいるのです。

この機会にお子様の睡眠を見てみるもいいかもしれません。

睡眠時無呼吸と診断された子供は、多動気味で攻撃性のある傾向があります。

大人よりもこども方が、この問題に関してはとてもデリケートであり、とても神経質に扱わなくてはいけません。

以下のような部分が睡眠時に見られるようであれば、医師に相談する事をお勧めします。

★ 通常ではない格好で寝ている時がある。
★ ベッドが濡れてしまう程汗をかいている。
★ 日中呼吸をする際に鼻ではなく口で呼吸をしている。

大きないびきをかき、鼻を鳴らし、息切れがし、一時的に呼吸が停止してしまうような様子が見られれば、睡眠時無呼吸の兆候が出ています。

基本的にこうした兆候や症状は成人の場合と同様です。

こうした症状が見られても医師は必ずしも子供の睡眠時無呼吸と診断することができません。

それはたいていの子供は多動気味なので大きな問題として捉えないからです。

子供が睡眠時無呼吸かどうかを実際に見分けるポイントを以下に挙げました。

⦁ 小児科医に連れて行き子供の様子を伝える。

⦁ ENT (耳、鼻、喉)の専門家に診せる。

⦁ 小児科の呼吸器専門家 (肺の専門家) に診せる

⦁ 小児科、心理内科なども診断に関わることができます。

詳しい検査を必要とする場合には、これからかかる医師が子供の睡眠時無呼吸を扱うことができる医師であるかどうかを確認しましょう。

これは自分の子供の健康に関わることなのです。どの診断も慎重に正確に行われなければなりません。

医師は既にその子供が何らかの治療を受けているかどうか、何かのアレルギーを持っていないかどうかも確認しなければなりません。

行動や発達の面で心配な点があれば相談しておきましょう。

それに加えて、夜の睡眠パターンや昼寝を取っているかどうかなどの情報も伝えておきましょう。

子どもにとっての睡眠は、これからの成長にとても大切な部分です。ですから大人よりもより慎重に診断をする必要があります。
そのために、子供は睡眠検査やポリソムノグラム (PSG) を行い睡眠時無呼吸の深刻さを決定しなければなりません。

その他の検査でもこの診断はできます。

⦁ 脳電図 (EEG)は脳の脳波を測るために利用されます。

⦁ 眼球運動(EOG)はあごや目の状態を調べるためのものです。

⦁ どちらの検査もそれぞれ違った睡眠ステージで行われます。

⦁ 心電図 (EKG)は睡眠リズムと心拍を計測します。

⦁ チェストバンドを利用する検査は呼吸の動きを計測します。

⦁ 血中の酸素レベルや二酸化炭素レベルを調べるにはより多くのモニターテストが行われます。

子供の睡眠研究のほとんどが一泊するタイプのものです。

残念な事に、子供の睡眠時無呼吸専用の医療機器というものは多くありません。

ほとんどのものは成人用のものを利用しています。

睡眠時無呼吸を患う子供に、そうした装置が上手く作用するかどうかを確認しましょう。

特に、子どもの場合マスク等のサイズが合わないと、それがストレスになって治療を拒むようになってしまいます。

子供の睡眠時無呼吸をそのままの状態で放置していると、深刻な健康問題に発展します。

行動パターンも悪化し、学業成績も低下していくでしょう。

だからこそ、睡眠時無呼吸は直ぐに対処しなければならない病なのです。

睡眠時無呼吸の治療

〜睡眠時無呼吸の治療方法〜

ここまで、睡眠時無呼吸の症状や恐ろしさを話してきました。実際に読んでいて不安を覚えた人もいるでしょう。
でも安心してください。

正しく治療をおこなえば、何の問題もないのですから。

睡眠時無呼吸の治療の目的は、『患者を睡眠中に通常通
りの呼吸ができるようにすること』です。

また治療により、いびきも改善され日中の慢性的な眠気も改善されます。

睡眠時無呼吸の治療により心臓病や肥満、高血圧などの病気の危険性も減少します。

治療のタイプ

睡眠時無呼吸の治療には様々な種類があります。以下に一般的なものを挙げました。

⦁ 生活習慣の見直し

⦁ CPAP

⦁ マウスピースまたは口腔器

⦁ 外科手術

⦁ セラピー

治療によって睡眠量が増え疲労感や日中の眠気が解消されます。

夜に何にも妨げられることなくぐっすり眠れるという幸せは体をより健康にもします。

いつも側で寝ているパートナーも安眠できるようになります。

いびきの音がうるさくて、寝室を別々にしている夫婦も沢山います。そういう心配事は、すべて治療によって解決するのです。

生活習慣の改善

〜もう一度生活を、見直してみませんか〜

無呼吸の症状を緩和させることのひとつに
「生活改善」があります。
程度が低い人の場合、これで完治する人もいるようです。自分の生活において、改善できる部分があるかどうか
チェックしてみてください。

まずひとつ目です。

★仰向けで寝ている場合

これは、睡眠時無呼吸が悪化する危険があります。寝るときの姿勢が大きく病状と関係しているからです。
睡眠時無呼吸がどの頻度で起こるのかということにも関係
します。

また睡眠時無呼吸の深刻さにも関わります。

さらには、睡眠時無呼吸は重力にも関係しています。

仰向けで寝ると、重力によって喉が十分に空気を取り込めない状態になります。

仰向けで寝る人は一時間に80回もの無呼吸を経験することもあると言われています。

このジレンマを解消するためには睡眠方法を変え、左または右の側臥位で寝る必要があります。

★体重に問題がある場合

肥満気味であったり、体重が重めであったりする場合には側臥位にしてもあまり症状の改善は期待できません。

そうです。
次は、体重を少なくするという必要性ができてきます。

体重が増えることで、首、のど周りに脂肪がつき、気道がうまく確保できなくなってしまいます。

閉塞性睡眠時無呼吸や中枢性睡眠時無呼吸を改善するために以下のような生活習慣の改善を図りましょう。

⦁ 体重が重めであったり、肥満であったりする場合には減量をしましょう。

減量によって喉の空間が広くなります。

新鮮なフルーツや野菜を多く摂りましょう。もっと体を動かすようにしましょう。

減量方法については医師に相談すると良いでしょう。

⦁ 睡眠薬やその他睡眠のための薬の服用はやめましょう。

それと同時に眠るためにアルコールを飲むこともやめましょう。

⦁ 鼻の通路を塞いではいけません。

鼻を塞ぐようなトラブルがある場合には鼻スプレーや鼻用スティックを使用しましょう。

消炎剤を利用しても良いですが効き目が長くはありません。

⦁ 仰向けで寝ることに慣れてしまっている場合には他の姿勢を取ることが困難ですが、側臥位やうつ伏せで寝ることにチャレンジしてみましょう。

仰向けで寝ていると舌や口蓋が後ろに落ちてしまい、そのため喉の気道を塞いでしまいます。

パジャマの背中の部分に何かを入れておいて仰向けにならないようにするのもアイデアです。

⦁ ベッドの頭の部分を高くして酸素が取り込み易くなる。

⦁ 喫煙者はできるだけ早く禁煙をしましょう。

その他の治療法としては鍼療法などもありますが、現段階ではその効果については研究が十分されていません。

そのため症状の改善のために針治療を受けることはおすすめできません。

まず医師に相談して睡眠時無呼吸の適切な治療方法を聞きましょう。

〜ダイエットに挑戦しよう!! その1〜

生活改善のひとつにあげたダイエット!

これは本当に、重要なことですので、少し具体的な方法をかかせていただきます。

皆さんの中には、今までダイエットに挑戦した事がある人もいるでしょう。

しかし、多くの人はあきらめてしまいます。さてなぜでしょうか。

それは、思うような効果が期待できなかったから?

それとも、辛くて続ける意思がなくなってしまったから!??

そんなあなたのダイエット、きっと無理があったのではないでしょうか?

それはとてももったいないことです。

せっかくするなら正しく、健康的に痩せませんか??

基本的には食事の見直しです。

運動は時間があまりなかったりするとできません。

3食しっかり食べて、お酒の量も減らしてください。

しかし、それだけでは普通のダイエットとなんら変わりませんよね??

ポイントはひとつ!

食事に対してあることをやってもらいたいのです。

それは「白湯」です。

とあります。

温度で言えば40℃ないくらいです。

これを一体どうするのか!!飲むんです。それだけなんです。

基本は4回です。
まず、朝起きて一杯。 朝ご飯の途中に、一杯。
そして昼食の途中に、一杯。最後は夕食の途中に、一杯。

まず、朝起きて飲む事で、休んでいた体の組織を目覚めさせ体内を温めてくれます。

そして、それぞれの食事の途中に飲むのは、消化を助ける作用があるのです。

たったこの「白湯」を飲むだけで、痩せられるのです。

それはインドのアーユルベーダに基づいていて、まさに究極でありながらシンプルなデトックスなんです。

本当に簡単な方法で痩せられるので、ぜひやってみてください。

くれぐれも、5杯以上飲まないこと。

また、がぶ飲みしないこと、ゆっくりと味わうように飲むこと。

これがとても大切です。

〜ダイエットに挑戦しよう!! その2〜

本当であれば、正しい食事で行ってほしいのですが最近は実に素晴らしいものも発売されていますので、少しご紹介します。

それは、バランス補助食品です。

手軽に食べることができ、カロリーも栄養もバランスよく含まれているもの。

有名なお笑い芸人さんも、それを上手く利用して痩せましたよね。

基本的には、一食をそのバランス栄養補助食品に変えるだけ。 こんなに簡単なものはありませんからぜひ試してみてください。
大手メーカーさんを紹介していますので、自分にあったものを選んでくださいね。

http://www.dhc.co.jp/ http://www.a-sian.jp/ http://www.orbis.co.jp/ http://www.microdiet.jp/

〜ダイエットに挑戦しよう!! その3〜

他にもまだ痩せるための方法はあります。
とくに、睡眠時無呼吸になりやすい人は、中年男性が多い。そこでです。
3ヶ月間は以下のことを実践してみてください。

★ 昼食にラーメンだけはやめる
★ ご飯は玄米にする
★ 油物の料理はなるべくさける
★ 3階までの上り下りは、階段で!
★ 野菜を一日に必ず5品目はとる
★ 自分の食べた物を必ず記録する

以上です。

とっても簡単ですからぜひやってみてください。 自分でもびっくりするくらい、体重が落ちますよ!

睡眠時無呼吸のその他の治療

〜なかなかか改善されない睡眠障害に〜

言われた通りに

●ダイエットもした。

●お酒もタバコも控えめにした。

なのに、いっこうに改善されない。

そんなあなた、まだあきらめてはいけませんよ。

生活習慣を変えても睡眠時無呼吸が改善しない場合には、当初思ったよりも症状が重いということです。

首まわりの脂肪過多やお酒、タバコといったものが原因であれば、それをやめたり、なくすことで症状は軽くなるはずです。

しかし、そうならないということは、根本的に治療方法が間違っていたりする場合も考えられます。

ですから、正しい方法を処方する必要がありますよね。そのためにも間違った知識では、困ります。
なかには、同じ「睡眠障害」をもっている友人に、勧められた方法で『さらに症状が悪化した』なんて声も聞いたことがあります。

専門の知識をしっかり得ることで、そんな状態になることを防いでくださいね。

〜困った時の、専門治療 その1〜

まずは以下のような治療方法を試みましょう。

CPAP (持続的気道陽圧法)

CPAP とは空気圧を作り出す器械を利用した方法です。

これを使用することで、気道の閉塞を取り除くことができます。

詳しくは、以下のページで実際の器具をみることができますのでご覧ください。

サービス終了のお知らせ

★使用方法

1 機械の電源をいれ、仰向けに寝ます。

2 寝ている間中、マスクを鼻の位置につけておきます。

その治療をしている間(寝ている間)マスクを着用しなければなりません。

とっても簡単です。

★なぜ効果があるのか

CPAP を使用する際には、通常の呼吸よりも大きな空気圧
を受けている状態にあります。これが、ポイントなのです。
この機械からの空気圧によって気道上部の通路を開いた状
態に保つことができます。

その結果いびきや障害が起こらなくなります。

★気になること

よく質問にあるのですが、「寝ている間に外れませんか?」とか
「不快ではないのでしょうか?」といった疑問を持つ方がいます。 確かに、あまり激しい寝相であればマスクが外れることもあります。それに、使用当初はあまり快適ではありません。
寝ている時と言うのは、一番解放されているのに、何かが
口やハナの周りにあることで『うっとおしい』と感じる方も…。

しかし上手に調節をしてバンドをフィットさせることができれば徐々に慣れていきます。

もしも、装着しているマスクが慣れない場合には、それも適当なものを探さなければなりません。

より快適さを求める場合には加湿器も必要になります。

口が開けっ放しになりやすい、のどが乾きやすい状態になってしまうからです。

最近は、加湿器にも様々なタイプのものがあり、ただ加湿するだけでなく、アロマ効果や部屋の空気を除菌してくれるようなすぐれものもあります。

冬には欠かすことのできない「加湿器」をこの機会に購入してみるのもいいかもしれませんね。

馴染むまでは様々な問題が生じるでしょうが継続して使用してください。

また医師によく相談をして調節や追加の指示を仰ぎましょう。

体重が増えた場合には、空気圧の設定を変更しなければなりません。基本的には、CPAP の圧は精密な検査のもと設定されています。
つまり、医師があなたの症状、体調に合わせて調節しているのです。ですから、自分で勝手にいじることはできません。
使用していて「不快だな」「なんだか調子が悪いな」と 感じた時のみ、圧を変更したい旨を医師に相談して治してもらってください。

〜CPAP に副作用はあるの??〜

「副作用」は何においても気になるところですよね。
今まで使用した方が、感じた副作用をまとめました。どれも使い慣れるまでの副作用ばかりですから、
本当に、重大なトラブルが起きるまでは使用してみてください。

もっとも、大きな問題は「わずらわしさ」による精神的イライラです。

この装置を装着して最初の数日間は、非常に不快なために神経質になります。

睡眠時無呼吸の治療を断念しようと思う人も出てきます。しかしそこで諦めてはいけません。
あまりにも不快な場合には最初は空気圧を低くしてみましょう。
(もちろん、医師に相談してくださいね)

CPAP を利用しているほとんどの人が副作用を経験しています。そのほとんどがマスクを装着することによる副作用です。
マスクは快適で空気圧が漏れにくいものにしましょう。

以下のような副作用が考えられます。

これらが多くの人が感じる副作用です。

少しでもこの症状にあてはまることが起きれば、悩まずに相談してください。

早期解決すれば、「睡眠障害」を早く解決する近道にもなりますからね!

〜設定を見直す必要がある場合〜

圧の設定の見直しは、今書きましたように「副作用」が生じた時です。

その他にも CPAP の調節が必要な場面があります。

その場合は、何度も言いますが、医師や睡眠の専門家に方法を聞きましょう。

一度教えてもらえば、次からは自分でできます。

その方法を覚えたら通院する必要がなくなりお金の負担も減らすことができますよね。

ただし、不明な部分がでてきたら、必ず医師に相談すること。

なんとなくできると、自分で大丈夫と思ってしまいがちですが、それはいけません。

忘れないでください。

〜その他、CPAP に付属の装置〜

メインの装置以外にも、手に入れると便利な装置もあります。

★空気を調節

それは、喉により多くの空気を送り込むことができるものです。

この装置は調節可能で喉により多くの空気が流れ込むようにできます。

睡眠中の空気圧の調節もできます。

ボタンを押したりダイヤルを回して調節したりする必要がありません。

睡眠中に自動的に装置が調節を行うのです。

★マウスピース

マウスピースなどの口につける器具は CPAP が合わない場合に利用しましょう。

この装置は喉を広げ空気が多く入るようにするためのものです。これは軽度の睡眠時無呼吸の人に有効な方法です。
CPAP はマウスピースよりも効果がありますが、マウスピースも寝ている間の効果が証明されています。

一般的な、運動で使用したり歯ぎしり防止に使用するものとは違います。

大きな特徴としては、
下の顎を前に動かすことで喉を開いた状態にできるということ。

これによりいびきがなくなり軽度の睡眠時無呼吸を治療できます。

マウスピースは歯医者さんなどで入手できます。

自分に合ったマウスピースを選ぶのに大した時間はかかりません。 装着し始めたら、半年毎に歯医者に行って検査してもらいましょう。
マウスピースを装着し始めの一年間は少なくとも一年に一度歯医者に行って確認をしてもらわなければなりません。

知らないうちに、ずれてくる場合もあるからです。

マウスピースがフィットし適性に働いているのかを確認してもらいましょう。

違和感を覚える場合には歯医者に連絡をして直ぐに調節をしてもらう必要があるので、おかしいなと思ったらすぐに歯科医の先生に相談してください。

また最近では、歯医者さんに相談してなくても自分で購入できるようなものもあります。

以下にサンプルサイトをのせました。

ちょっと試してみたいと思う人は、サイトをのぞいてみてください。

http://poesie.hp.infoseek.co.jp/SomnoGRD.htm

〜困った時の、専門治療 その 2〜

CPAP でなくて、もっとすぐに治したい!

そんなあなたのために、とっておきの治療方法があります。それは、「外科手術」です。
外科手術によって鼻や喉の部分の余分な組織を取り除いて
いきます。

★UPPP ( Uvulo-palato-pharyngo-plasty )

過去に最も一般的なものとして、1978 年に日本で始められた手術方法です。

この手術をおこなうことで、空気の通り道が確保できるのです。

「口蓋垂」や「軟口蓋」を切除したのち、口側と鼻側の粘膜を縫い合わせて、突っ張るような状態にします。
組織を切除するのに加えて、扁桃腺や咽頭扁桃も切除されます。この手術によって、いびきはなくなります。

しかし喉の奥にはまだ余分な組織があるため、睡眠障害を他の形でも治療する必要性があります。

その組織を切除することでは気道が開きません。

UPPP 外科手術では手術を受けるために病院に行く必要があります。

デメリットとして…。

⦁ 軟口蓋部分と喉の筋肉が適切に働いていない。

⦁ 手術の前に抗生物質を投与しなければ喉に感染症を起こす可能性がある。

⦁ 飲み込む際にトラブルが生じる。

⦁ 口や喉から液体が戻ってくる経験がある。

⦁ 嗅覚が働かない。

より良い睡眠を取るための手術がこのような悪い結果ももたらすのです。

また手術後も睡眠時無呼吸の再発の可能性があることは覚えておいてください。

CPAP を利用してもこの手術後には効果がありません。

その他の外科手術には以下のようなものがあります。

★レーザー治療−LAUP (Laser assisted uvulopalatoplasty)

これは最近の主流になりつつある方法です。

レーザーで「口蓋垂」の下半分を切り取ることで、いびきをさせにくくします。UPPP よりも手軽で、また痛みや出血もないことから人気の手術方法です。

しかし、保険が使えないので費用が高くなってしまうのがデメリットでしょう。

その他の方法としては下あごの余分な組織を縮めたり、堅くさせたりする方法があります。

この手術は通常医師のオフィスや病院で行われます。

収縮手術が行われる場合、組織の周りに注射を打ちます。

より多くの組織を収縮させる必要がある場合には注射の他にも治療が必要になります。

組織を堅くする手術は余分な組織の部分を小さく切開し、堅いプラスチックを入れます。

簡単な手術ですが、手術の前に眠るための薬を飲みます。そうすることで痛みを感じず、意識もありません。

手術が病院で行われる場合には、手術の後7日から14日間は喉に痛みを感じます。

またもっと緊急用の手術として…

★気管開口形成術

この手術は事前の治療に効果がなかった場合に行われます。

また睡眠時無呼吸の状態が生死に関わるほどの状態である場合に行われます。

首を切開し、金属またはプラスチック製のチューブを入れ、そこを空気が通るようにします。

切開した部分は、昼間はカバーしておき、夜は開けます。

寝ている間に肺に空気が入り、また肺から空気が正常に出て行くようにします。

とても大掛かりなため、よっぽど生死にかかわるような状態でないかぎり行われません。

★顎変形症治療

この外科手術は舌と軟口蓋部分により大きな空間を作ることによって喉の障害物をなくします。

顎の上部および下部を前方に移します。

こうすることによって必要な空間を作るのです。

この手術は複雑で、口腔外科医と歯列矯正医が共同で手術に当たります。

手術には喉の後ろの余分な組織を切除するためにレーザーが用いられます。

また放射性周波エネルギーも用いられます。

これらの手術はいびきを治療するための方法です。

いびきは緩和されますが、閉塞性睡眠時無呼吸の治療には用いられません。

ですから、いびきの緩和には更に以下のような手術が行われます。

睡眠時無呼吸を治療する役割のものもありますが、根本的 には手術は睡眠時無呼吸の最良の治療手段ではありません。

⦁ 肥大した扁桃腺や咽頭扁桃を取り除く。

⦁ 鼻の外科手術でポリープの切除や鼻腔の間にある分割部分を切除し真っ直ぐにする。

こうした外科手術は顔の異常な部分を正常に戻す手術となります。障害物を切除する外科手術もあります。
顔の異常な部分や障害物はどちらも睡眠時無呼吸を引き起こす原因となるからです。

手術は複数の医師が共同で行う場合もあれば、単独で行う場合もあります。

とても大掛かりなものばかりですから、ここまでの状態になるまえに、もっと簡単な方法で治療したいものです。

〜その他の大掛かりな手術〜

ここまでくると、費用の面でも時間の面でもかなり大きな負担となってしまうと思います。

しかし、緊急を要している人もいるかもしれませんし、
または、こうならないためにも早く治療をしていただきたいという思いもあるので、ぜひ、読んでみてください。

⦁ 顎の整形外科手術

⦁ 舌を前に出す手術

この手術では顎の骨と舌の交差する部分を切開します。

⦁ 舌骨外科手術
顎の下の骨を動かして前の方に移動する。そのことで舌の筋肉もくっついてくる。

無呼吸を治療するための手術は、あくまでも睡眠時無呼吸の種類や程度によって行われるかどうかが判断されます。

〜一般的な無呼吸の症状でない場合〜

冒頭に書かせていただいたように、無呼吸には3つの種類があります。

今までは、一番患者数が多いと言われている無呼吸に対しての治療方法です。

もし、中枢性睡眠時無呼吸および複雑型睡眠時無呼吸と診断された人は、以下の方法での治療が重要なポイントになってきます。

中枢性睡眠時無呼吸および複雑型睡眠時無呼吸はそれぞれ療法が異なります。

療法の中には以下のようなものが含まれます。

⦁ CPAP (持続的気道陽圧法)

⦁ 心臓、神経系の筋肉の治療

⦁ バイパップ(二相式気道陽気圧)

これは空気を吸う際により高い圧力がかかる場合に利用されます。空気を吐く時は空気圧が低くなります。
これにより中枢性睡眠時無呼吸の呼吸パターンが改善、強化されます。

この装置は自動モードに設定され、数秒間呼吸に異常が見られた場合でも感知して作動するようになっています。

⦁ ASV (順応性サーボ呼吸)

これは最新のエア気流装置です。

これにより通常の呼吸を体験することができます。

また自分の呼吸パターンをコンピューターの中に情報として入れることができます。

睡眠中は ASV が起動しているため、通常の割合で呼吸が行われ、無呼吸状態がなくなります。

中枢性睡眠時無呼吸を患っている場合には CPAP を利用するよりもこちらの方法の方が効果があります。

〜これで完治すれば、とってもうれしい!!〜

今まで様々な方法をご紹介してきましたが、
なんだかどれも大変そうだなと感じているあなた!!

もしも、今からお話する方法で解決できれば、とっても素晴らしいこと。

それは「まくら」にヒントが隠されています。

★睡眠障害治療枕

医師から指導された一定の睡眠量をとってもなお疲労感を感じる場合があります。

どれだけいろんなことを試しても、治らない。結局あきらめてしまう人もいるようです。

でも、本書を読んでいるあなたは「まくら」という救世主の存在を忘れないでください。

なぜまくらなのか!!!

これはいびきと関係しています。

いびきは、無呼吸と大変重大な関わりを持っています。

いびきをなくすために、睡眠時無呼吸治療枕を利用することもできます。

睡眠時無呼吸治療枕は、睡眠時無呼吸を患っている人の治療用として知られています。

枕マイスターがいるほど、枕と睡眠の関係はとても深いものがあります。

この治療枕を試す前に自分のいびきが単なるいびきなのか、それとも睡眠時無呼吸から来るいびきなのかということです。
まず、確認していただきたいことがあります。それは、

もちろん、単にいびきを治す目的で利用する人もいます。

しかし本来は、睡眠時無呼吸治療枕は気道を広げてくれる枕です。

つまり、睡眠時無呼吸は呼吸に異常をきたし阻害される病気ですから、この枕を利用することで正常な呼吸に戻すことができるというわけです。

異常で、阻害された呼吸は通常寝ている際に起こります。

その異常な状態を、普通の状態に戻してあげるというのがポイントなのです。

この専用の治療枕は通常の枕とは違い、盛り上がったスポンジ状をしています。

この盛り上がり部分が、頭を高い位置に保ってくれるので す。

頭を高い位置に保つことによって、通常の呼吸に戻り、呼吸が阻害されることはなくなります。

睡眠時無呼吸治療枕は、1つの姿勢だけではなく色々な姿勢に対応できる枕です。

ですからもっとも快適だと思われる姿勢で寝ることができます。この枕のおかげで良い夜を過ごすことができるはずです。

睡眠時無呼吸治療枕は睡眠時無呼吸の以下の状態も改善します。

⦁ 塞がれた気道を開けることによりいびきを緩和し、睡眠時無呼吸を緩和する。

⦁ 快適でぐっすり睡眠をとることができる。

⦁ 睡眠時無呼吸の症状から引き起こる疲労感を緩和する。

⦁ 赤ちゃんと同じような眠りをもたらす。

もっと枕を知りたい人はこちらへどうぞ。

http://allabout.co.jp/health/backache/closeup/CU20061122A/index.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~nemuri/pitutari2.htm

またこちらからは、理想の枕が見つけられるかもしれません。

http://www.puppu.co.jp/erabikata.html

〜枕を使用しない人もいます〜

慢性的ないびきを起こしていてこうした枕を使用しない、もしくは使用したがらない人がいます。

これは、私から言わせれば、『本当にもったいない!!』こと。

こうした人達は睡眠薬に頼り、結果、薬に依存していきます。

いびきや睡眠時無呼吸の治療に薬を利用することは良い手段ではありません。

実際、睡眠薬には効果がないことが実証されているため睡眠薬の服用を勧める医師はいません。

ゆっくり眠りたいのも分かります。

昼間の疲れから、睡眠を心地よく導入させたい気持ちも分かります。でも、それでは本当の意味での完治にはつながりません。
ですから、少しは時間がかかっても、薬ではない方法で治してください。

睡眠時無呼吸の重要ポイント

〜無呼吸時に忘れてはいけないこと〜

睡眠時無呼吸について知っておかなければならない重要点を以下に挙げました。

これは「無呼吸」を知る上でもとても大切なことです。しっかりと頭に入れておきましょう。

⦁ 睡眠時無呼吸とは週に3日以上睡眠が阻害される状態です。

一日くらいであれば、すぐに「無呼吸」であると判断するのは早いと思います。

ゆっくり、自分の状態を理解するために、2週間は様子をみてみましょう。

⦁ いびきは健康な人でも起こることなので睡眠時無呼吸は発見が困難な病気です。

お酒を飲み過ぎたり、疲れがたまっていたりするといびきをかいてしまうことはあります。

ですから、判断する側も「昨日いびきをかいていたから、無呼吸かもしれない」という判断を簡単にしないでください。

発見が難しい病ですが、何度も検証してみれば「無呼吸」かどうかを見極めることができるのです。

⦁ 閉塞性睡眠時無呼吸は3種類の睡眠時無呼吸の中で最も一般的なものです。

一般的だからこそ、一番分かりやすいといってもいいでしょう。

⦁ 日中の慢性的な眠気は仕事上のトラブルや怪我につながります。

当然ですよね。夜しっかり眠れないのですから。

日中に眠くなってしまうことでしょう。それが原因で会社から
悪い評価をされたり、仕事や勉学にトラブルを生んでしまうこともあるはずです。

そんなことがないように、無呼吸であることを理解したら、一体どうすればいいのかを見直していきましょう。

それが、仕事のトラブルを防ぐことにもなりますし、さらには、自分の体調を管理するということにもつながるはずです。

⦁ 体重が多い状態である、または肥満でなおかつ睡眠時無呼吸にかかっている場合、減量を心がけましょう。

これは最もやりやすいと思います。

もちろん、ダイエットは気が遠くなるようなつらいこともあるでしょう。

自分との戦いですから、なかなかその状態を抜け出すのには、自分をある程度の所まで追い込むこともあるでしょう。

ですが、考えてみてください。

無呼吸を繰り返していることは体にいいことでしょうか? きっと、そうではないですよね。

少しの努力で、痩せることはできます。

食事と運動の2つに気をつければ、少しずつではありますが、体重をきっちり落としていけるのです。

もちろん、減量が成功したらその後にはリバウンドがまっています。

体形を維持することの方が難しいといわれるほど、リバウンドはとても恐ろしいもの。

ですから、ダイエットがうまくいっても、決してダイエットをやめてはいけません。

そうすると、食生活も元に戻ってしまうのです。

6ヶ月かけて痩せたのに、2ヶ月以内に、元の体重以上になってしまうでしょう。

ですから、何度も言います。

リバウンドにならないような努力をしっかりと行ってください。

自分一人でたえ抜くのはなかなか難しいもの。

そんな時は、誰かに「自分がダイエットをしている」ことを伝えましょう。

そうすれば、誰かに監視されているという意識を働かせることができるので、一人で行うよりも成功します。

やってみてくださいね。

⦁ 十分な睡眠が取れなかったり、息苦しさを感じたりする場合には家族によって睡眠時に何か異常な状態が発生していないかどうかを確認してもらいましょう。

これは生死にかかわることにもなってきます。

夜しっかり眠れていないために、車の運転時に本人も気づかないうちに眠ってしまい、事故になってしまったという話もあります。

もちろん、先ほどからでているように睡眠が減っているのですから仕事のトラブルを起こしてしまうこともあるでしょう。

なんだか最近変だなと感じたら、あなたが寝ている様子を家族に確認してもらいましょう。

もちろん、それが難しいのであれば
ビデオを撮ってみるのもひとつの方法です。

何でもいいので、自分の寝ている様子を確認できる術を探してください。

⦁ 睡眠時無呼吸の治療には様々な方法があります。
症状の深刻さに応じて、医師と睡眠の専門家が最も適した 治療法を考えてくれます。

ですから、不安に思うことはありません。

あなたの体格や症状に会わせて、正しくアドバイスしてくれます。

もちろん、体重が平均よりも多いことでそうなっているのなら、食事のアドバイスだってしてくれるでしょう。

気をつけていただきたいのは、病院選びです。

できることならば専門の先生がいるところで診てもらう方がいいと思います。

最近は、口コミ病院サイトなどで様々な情報を入手することだってできます。

ですから、家から少し遠くてもいい先生がいるところに行 きましょう。

それだけで、心も落ち着くでしょうし、何より早く睡眠障害から解放されるはずです。

⦁ 睡眠時無呼吸にかかっている人をからかうようなことを してはいけません。

この症状は緊急かつ速やかに治療をしなければならない深刻なものなのです。

例えば、友人同士で泊まりにいった時に誰かが「睡眠障害」があるとしましょう。

その時に、決してそれをいじったり、それが理由でいじめたりしてはいけません。

本人が、もしもその症状を知らないとしたら、とっても傷ついてしまいます。

もちろん、その状況を発見したら即座に教えてあげましょう。

放っておいて、後々重大な病気になってしまったりしては大変です。

⦁ 子供の行動や学業成績に問題がある場合は、睡眠時無呼吸と関係がある可能性もありますが、こうした兆候はほとんどが睡眠時無呼吸とは関連性がありません。

なぜなら、子供にはこの病気が起きることは、ほとんどないからです。

〜睡眠障害対処法を知ろう!〜

厚生労働省が発表している「睡眠障害対処法」をご存知ですか?

これは、あなたの眠りにとっても大切な要素が多く含まれていますので、ぜひプリントアウトして目に留まる場所に置いてください。

特に大切な7つの項目を選んでみました。

1 睡眠時間は人それぞれ。
日中の眠気で困らないなら十分。

8時間以上という人もいますが、
人によっては4時間から 5 時間で平気な人もいます。

2 刺激物を避け、眠る前にはリラックスを。

眠る前のカフェインは禁止。
またゆっくりとぬるめのお風呂に入り、
リラックスできる音楽や香りで睡眠へと誘いましょう。

3 眠くなったら、布団に入ろう。

特定の時間に寝ると決めている人がいます。そうでなくてもいいのです。
それぞれのタイミングで眠りましょう。

4 同じ時刻に起きよう!

眠った時間が違っても朝起きる時間は同じに。体のリズムを作るために必要です。

5 光の利用でよい睡眠。

目が覚めたら、カーテンをあけて光を浴びましょう。そうすることで、体にスイッチが入ります。

6 規則正しい食事をしましょう。

バランスを考えた食事を一日3回。忘れずに!!

7 昼寝をしたいなら、15時前の20分くらいを目安に。

長く寝てしまうと、夜の眠りに影響したり、また余計に疲れが出てしまいます。

どれも本当に大切なことばかりです。

もしも、現在睡眠に何かトラブルを抱えているなら、
まずこの7項目を意識することから初めてみてください。きっと大きな変化を感じられると思います!

おわりに

〜自分の体を守るために〜

睡眠障害のひとつと言われる「無呼吸」への知識を得ることができましたでしょうか。

本書を通して理解を深めていただければ幸いです。

今まで書かせていただいたように、
睡眠時無呼吸は症状が容易に発見されない病です。

しかし誰かがその異常に気づいてくれるはずです。奥様だったり、友人だったり、恋人だったり。

不安になった時は、誰かに一緒に睡眠をしてもらうようにお願いしてみてください。

そして、もし「いびきをかいている」ことを知らされても不安にならないでください。

いびきが慢性的にあるからといっても、必ずしも睡眠障害がある訳ではありません。

あくまでも検査や睡眠試験を通して診断していくものです。

もしもご自身や誰か他の人の睡眠パターンに異常が発見されたら、できるだけ速やかに医師に相談をしましょう。

そのことで睡眠時無呼吸から引き起こる、深刻なその他の健康問題を早急に食い止めることができるからです。

何度も言います。決して不安に陥ることはありません。

少しでも早く治療をすることができれば、あなたの毎日の疲れからも解放されるでしょうし、疲れに悩むことはありません。

最初は知ることに不安になるかもしれません。でも、大丈夫。
本書で学んだ通りに行えば、心地よく眠りにつくことができますよ。

~終~

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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