口臭とは、口からくる不快なにおいのことで、息を吐くと同時に出てきます。
口臭は、健康に問題がある可能性があるだけでなく、社会的にも問題をきたすものです。
口臭があると、口を開けたとたんに周りに嫌われてしまいます。
口臭がないかをチェックする方法
口臭があるかどうかを調べるには様々な方法があります。ここでは、そのいくつかをご紹介しましょう:
⦁ 手の甲に自分の息を吹きかけてみましょう。
口臭があるかどうかを見つけるには一番簡単な方法です。
口から出てきた息を自然とかぐことになりますから、これで自分の息が匂うかどうかが分かります。
⦁ 唾液にはにおいがあることを知っていますか?
これをチェックするには、手首や手の甲を少しなめてみましょう。数秒たったらかいでみて、何もにおわなければ大丈夫です。
においがする場合は、歯科医に相談してみましょう。
⦁ スプーンや舌ブラシでテストすることもできます。舌の表面を前後にこすってみましょう。
一カ所につき一度ずつ行い、においを確かめてみます。嫌なにおいがする場合は、慢性的な口臭が疑われます。
歯に黒い点がないかチェックしてみましょう。黒い点は口臭のサインでもあります。
歯と歯茎にトラブルがあると、結果としてバクテリアが原因の口臭につながるのです。
これは歯科医に相談し、処置してもらうことで口臭の原因を取り除けます。慢性的な口臭はさらに良くありません。
症状に程度の差こそあれ、取り除くべきでしょう。口臭の原因は、実に様々です。
次の章でお話していきましょう。
口臭の原因
⦁ 食べ物-食事の後、歯に残った食べかすがにおいを引き起こす場合がありま す。
タマネギ(特に生のもの)やニンニクを食べると口臭になることはご存じですよね。
こういったものは、においのある油と一緒に消化されると血液に浸透します。それが肺に回り、口を開けたときに息となって出てくるのです。
タマネギやニンニクのにおいは少なくとも 3 日間は残ります。
⦁ 歯-口の中の衛生状態が問題となって引き起こされる歯周病も口臭の一因です。
毎日の歯磨きやデンタルフロスでの手入れを怠れば、食べかすが口に残ります。
一日に数回は歯磨きとデンタルフロスで歯をきれいにする必要があります。口に残った食べかすはバクテリアを取りこみ、これが歯垢となります。
きちんと歯を磨かないままでいると、やがて歯垢は歯茎にまで広がり、歯肉炎や虫歯となります。
歯と歯茎の間に歯周ポケットが形成され、この状態を歯周炎と言います。歯周炎になってしまうと、口臭がいつまでも続くことになります。
⦁ ドライマウス-口の内部は唾液によっていつも潤っています。
唾液には口の中をきれいにする働きもあり、きちんと内部を循環してくれないと死滅細胞が舌やほお、歯茎に集まってきます。
この状態をドライマウスと言います。
死滅細胞は蓄積されると状態が悪くなり、これが口臭を引き起こすのです。
この状態は通常、人が眠っている時に起こります。
口を開けて眠っている人はドライマウスになりやすくなります。
また、「モーニングブレス(朝起きた時の口臭)」の原因にもなります。
⦁ 慢性の疾患-感染症や膿瘍など、肺に慢性的な疾患があると、口を開けたと きに口臭を発することがあります。
また、慢性腎不全があると尿のようなにおいがします。生臭いにおいの場合は慢性の肝不全が疑われます。
糖尿病の場合は果物のようなにおいがします。
また、胃の疾患が原因で口臭になることもあります。
⦁ 鼻や喉の感染症-アレルギーが原因で口臭になることもあります。 鼻炎は鼻汁を引き起こし、のどの奥に流れます。
これが口臭につながるのです。
また、上気道に疾患がある場合も咳とともに粘液が上がるため、口臭につながります。
⦁ タバコ-タバコを吸うと口の中が乾き、煙を吐き出すと同時に不快なにおい を発します。
タバコを吸う人は、歯周病にもかかりやすくなります。
歯周病も口臭の原因になりますから、ダブルパンチとなるわけです。
⦁ 極端なダイエット-ダイエットなどで体重を減らすと、息は果物のようなに おいを発するようになります。
これは食べ物を摂らないことである化学物質が分解して、ケトアシドーシスという物質が発生したためです。
⦁ 牛乳-牛乳が苦手な人は、飲まないようにしましょう。
消化しきれない牛乳や乳製品は、口臭につながります。
⦁ アルコール-アルコールの摂取により、消化器系の疾患が引き起こされるこ とがあります。
また、アルコールはドライマウスの原因にもなり、これが口臭につながります。
⦁ ストレス-ストレスが口臭の原因になることもあります。
ストレスにさらされると消化器系が影響を受け、それが口臭につながるのです。
現在口臭のない人でも、ストレスによって口臭になることもあるのです。その他にも、口臭の原因となるものはいくつかあります:
⦁ 虫歯
⦁ 入れ歯
⦁ 薬物
⦁ インシュリン
⦁ 歯肉炎
⦁ ビタミンサプリメント
⦁ 食べかすが付着した扁桃腺
⦁ のどや口のガン
⦁ HIV 感染
⦁ 脱水症状
次の章では、口臭を改善するためにできることをご紹介していきます。これらを利用して口臭を防ぎましょう。
口臭を取り除く
口の衛生状態
口の中の衛生状態は、健康状態と同じくらい大切なものです。
口の中をきれいに保つ中で、歯、歯茎、舌の 3 つには常に注意を向けましょう。
一日に少なくとも 2 回は、歯磨きとデンタルフロスで口の中をきれいにすることが重要です。
⦁ 食べた後には必ず歯を磨きましょう。
職場にも歯ブラシを持参し、昼食後にも磨けるようにしてください。
⦁ 一日に少なくとも一度はデンタルフロスを使用しましょう。
デンタルフロスで歯の間にはさまった食べかすを取り除くことができ、同時に歯垢を防ぐことにもなります。
歯垢は歯周病だけでなく、心臓病など心臓疾患をも引き起こす恐れがありますから、寄せ付けないことが大切です。
⦁ 歯を磨くことで、食べかすやバクテリアだけでなく、舌にある死滅細胞も取り除くことができます。
舌をきれいにするには、柔かい毛の歯ブラシや舌ブラシを使用しましょう。
バクテリアは口の奥の方に潜んでいるため、できるだけ舌の奥の方にブラシが当たるようにします。
⦁ 入れ歯を装着している場合は、外した際に隅々まできれいにしましょう。一日に一度は行う方が良いでしょう。
⦁ 歯ブラシはなるべくヘッドの小さいものを選びましょう。少なくとも 4 カ月に一度は取り替えるようにしましょう。
⦁ 定期的に歯科医の検診を受けましょう。
年に 2 回は見てもらい、歯や入れ歯の状態を確認しましょう。
⦁ 虫歯がある場合は、歯医者で治療する必要があります。
虫歯でできた空洞はバクテリアを進入させ、口臭の原因になります。
⦁ 朝食後にはウォーターピック(水流で歯間掃除をするもの)で歯をきれいにし、食べかすも取り除きましょう。
⦁ 食後は口をゆすぎましょう。
これだけで歯に付着した食べかすをある程度取り除くことができます。デンタルリンスを用いれば、歯周病の予防にもなります。
⦁ ナチュラルな方法で口臭を取り除くこともできます。
重曹と過酸化水素を用いると、驚くほど効果があります。
また、口の中をしっかりと殺菌したい場合は、殺菌効果のあるツリーオイルやユーカリオイルもおすすめです。
歯ブラシに少量のオイルをつけるだけで効果があります。
自然食品店で自然素材の歯磨き粉を見つけても良いでしょう。
⦁ 歯ブラシを消毒するには、過酸化水素の入った容器に入れるとバクテリアを除去することができます。
歯を磨く前には十分すすぎましょう。
⦁ 口の中に食べかすがない状態にしましょう。
特に歯と歯の間や歯周ポケットは注意しましょう。
タマネギやニンニクの入った辛い食べ物はあまり頻繁に摂らないようにしましょう。
⦁ シュガーレスの新鮮なパセリやミントを少量口に入れると、息をさわやかにしてくれます。
⦁ 水分をたくさん摂取して、口の中を常に潤った状態に保ちましょう。
シュガーレスのガムやあめをなめると、口の中で唾液が作り出されます。
口の中がいつも乾いていると感じれば、人工的に唾液を作り出す経口薬を処方してもらうこともできます。
⦁ 口臭を取り除くには、舌ブラシも使用しましょう。
ドラッグストアには様々な形やサイズのものが揃っています。
舌の奥の方から手前に向かってこする動作を何回か繰り返しましょう。
舌ブラシでなく、歯ブラシの方を好む人もいます。食べた後には歯を磨くと同時に、舌もブラッシングする習慣をつけましょう。
⦁ 唾液だけでなく、水分をたくさん摂取することもバクテリアを寄せ付けない効果があります。
デンタルリンスをドラッグストアで購入する際は、アルコールを含まないものを選びましょう。
アルコールは口の中を乾かしてしまい、バクテリアが生成されてしまいます。また、25%以上アルコールを含むデンタルリンスは口腔ガンの一因になると
も言われています。
成分は、過酸化水素と水でできているものを選びましょう。少量を口に含み、30 秒ほど口をすすぎます。
バクテリアは舌の裏側や扁桃腺、のどにも潜んでいて、簡単に取り除くことはできません。
取り除こうとアルコールを含むものを用いるとドライマウスとなり、多くのバクテリアを住まわせることになりますから気をつけましょう。
⦁ タバコを吸う人は、まずその習慣をやめる方法を学びましょう。
タバコ関連の商品で、健康や口臭に良いものは一つとしてないのです。
⦁ においの強い液体は、口の中にいつまでもそのにおいが残りますから、なるべく摂取しないようにしましょう。
水を飲むようにし、ジュースやお酒はほどほどにしましょう。
⦁ 普段うがいをする習慣のない人は、これを機に始めましょう。
歯磨きで磨き切れない所に、眠っている間にバクテリアが進入してきます。
毎朝少なくとも 30 秒間のうがいを、できるだけのどの下の方で行いましょう。
⦁ 塩はバクテリアを殺す働きがありますから、水と塩を混ぜてうがいをすると、口臭を抑えることができます。
食べ物
口臭の原因となる食べ物は、高脂肪のもの、肉、砂糖をたくさん含むもの、香辛料の多いもの、そして乳製品です。
酸を含む食べ物は、口の中でバクテリアを生成します。
高脂肪、高タンパクの食べ物は消化に時間がかかり、きちんと消化しきれないと口臭につながります。
口臭を抑える上手な食べ物の摂り方をご紹介していきましょう:
⦁ 抗酸化物質を豊富に含む果物や野菜を摂取しましょう。
青い葉物や果物、ブロッコリー、キャベツなどは体を健康に保つだけでなく、口臭の発生も抑える働きがあります。
⦁ 活きた菌が含まれている、シュガーレスのヨーグルトもおすすめです。口臭の原因となるバクテリアを寄せ付けない効果があります。
⦁ 砂糖はのどの奥に影響を与え、口臭を引き起こすことがあります。
⦁ タマネギやニンニクの他に、カレーのようなスパイスも口臭の原因となります。
いくつかの成分は消化されると、血管を通って肺に流れます。においはおよそ 24 時間放出されます。
⦁ コーヒー、そしてお茶も種類によっては口臭の原因になるものがあります。どちらも酸を豊富に含んでいるためです。
あまり大量に摂取しないようにしましょう。
紅茶にはバクテリアを寄せ付けない成分が含まれています。緑茶とペパーミントティーなども口臭を防いでくれます。 いずれも一日にコップ一杯飲めば十分です。
ビタミンとサプリメント
⦁ 亜鉛の摂取が少ないと、口臭の原因となることがあります。
亜鉛は一日あたり 60mg の摂取が必要ですが、逆に摂りすぎると銅の吸収を阻害してしまうので注意しましょう。
⦁ ビタミンB の不足は口臭の原因につながります。
ナイアシン、ビタミンB 群、ビタミンB6 のサプリメントを飲みましょう。
⦁ 一日あたり 6,000mg のビタミン C を摂取すると、口臭の原因となる粘液や毒素を取り除くことができます。
消化器系
消化器系も口臭の原因になることがあります。摂取する食べ物で改善していきましょう。
口臭を取り除く働きのある食べ物を摂取することが大切です。消化器系を健康に保つためにできることを挙げてみましょう:
⦁ 全粒粉(※)、新鮮な果物や野菜といった、繊維質の高い食物を摂るようにしましょう。
※全粒粉(出典: フリー百科事典Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E7%B2%92%E7%B2%89
⦁ 適切に消化するための酵素が不足している場合は、食事に加えて酵素のサプリメントを飲みましょう。
⦁ 塩酸が不足している場合には、リンゴ酢がおすすめです。食事の前にスプーン一杯を摂取しましょう。
また、ベタイン塩酸やペプシンのサプリメントは、食前に飲むと消化機能がアップします。
⦁ 便秘は口臭につながります。
毎日、少なくともコップ 8 杯の水を飲みましょう。
ハーブを用いる
⦁ バジル、ローズマリー、パセリ、タイムは、口臭を取り除く働きがあります。
⦁ アルファルファ(※)のサプリメントも、口臭を取り除くのに役立ちます。
※アルファルファ(出典: フリー百科事典 Wikipedia)
⦁ タマネギやニンニクを食べる際は、レモンのくし切りに塩をつけたものを一緒に摂ると良いでしょう。
⦁ クローブ(チョウジ)でお茶を作りましょう。
ホールか粉にしたクローブ 3 つを熱湯に浸し、20 分以上置きます。
⦁ フェンネル(※)は歯茎や舌に乗せると、口臭を取り除くと効果があります。
スペアミントやハッカオイルを使ったガムは、バクテリアを除去してくれるので口臭に効果があります。
また、ガムを噛むことで唾液がたくさん作られ、それだけでも口臭の予防になります。
※フェンネル(出典: フリー百科事典 Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB
⦁ 南米では、スプーン一杯のハチミツにシナモンパウダーを混ぜたものでうがいをする方法が用いられています。
熱湯で溶かしたもので朝うがいをすると、一日中さわやかな息を保つことができます。
⦁ セージ(※)を噛むと口臭を取り除く効果があります。
セージオイルには抗菌作用があり、これが口臭を防いでくれるのです。
※セージ(出典: フリー百科事典 Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8
⦁ 胃を落ち着かせるには紅茶にペパーミントを入れてみましょう。肺から息を吐くと、ほのかな甘い香りが出てきます。
⦁ ティーツリー(※)オイルの成分は口の中を殺菌し、バクテリアを取り除いてくれます。
このオイルはメラレウカ(※)という木から取れたもので、歯磨き粉にも使われています。
※ティーツリー(出典: フリー百科事典 Wikipedia)
※メラレウカ(出典: フリー百科事典 Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E5%88%86%E6%9C%AC%E8%B3%AA_(%E5%8E%9F
%E6%9D%90%E6%96%99)_%E3%81%A7%E3%81%AF%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81
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ハーブは体に優しいので好まれています。
ナチュラルなだけでなく、口から摂取するので血液に作用し、最終的に口臭を和らげる効果があるのです。
また、口臭を取り除くだけでなく、毛穴や全身にも作用します。 ハーブを用いることで口臭だけでなく、健康にも作用するのです。
悪臭の原因となるものをつきとめ、ハーブがきちんと効果を出せるように体の症状を治していくことも大切です。
ハーブにより、食べ物や食べ方を変えることもできます。
肉や乳製品を大量に摂取すると、全てをきちんと消化できるまで口臭が残ることになります。
口臭はほんの数分だけ続くというものではなく、食べ物の摂取の仕方によってはいつまでも残ってしまうものなのです。
漢方
漢方薬は、大昔から病気の治療に用いられてきました。
現在でも様々な治療に漢方が用いられており、口臭の治療にも用いられています。
口臭に効く漢方としては、クマ笹やスイカズラ、石膏などが有効とされています。
漢方の種類はたくさんあるため、口臭に効くものはどれかを知っておくことが大切です。
どれを使えばよいか迷う場合は、インターネットで調べるよりも、医師や漢方薬を扱っている薬局に相談しましょう。
マウススプレー
口臭を取り除くためにマウススプレーを用いる人がいますが、これは効く場合と効かない場合があります。
慢性的な口臭がある場合には、マウススプレーだけでは治らない根本的な原因があるはずです。
マウススプレーは、その場しのぎのためのものです。
口臭が体の内部から発生している場合、マウススプレーは助けにはなりません。口臭が伴う消化器系の病気であれば、医師に相談して原因を究明しましょう。口臭より重大なものが原因になっている可能性があります。
一時的な口臭であればマウススプレーも効果を発揮します。
マウススプレーを選ぶ際には、アルコールが含まれていないものにしましょう。
アルコールは口臭の原因となるバクテリアを取り除いてはくれますが、ドライマウスの引き金にもなります。
ドライマウスは口臭をさらに悪化させてしまいます。
アルコールではなく、オイルベースのものを選ぶようにしましょう。ペパーミントやユーカリオイルを含むものが最適です。
ミントの香りのものは持続時間が短いため、さほど効果はありません。
マウススプレーを使用するだけでなく、口の中をきれいに保つことも忘れないでください。
食後は必ず歯磨きとデンタルフロスで口の中をきれいにして、口臭の再発を防ぎましょう。
市販薬
すぐに口臭を何とかしたい場合は、ドラッグストアで市販の薬を購入しても良いでしょう。
しかし、製品に関してあまり知識がないと、お金と時間の無駄遣いになってしまいます。
ドラッグストアには口臭向けの薬がたくさんあり、処方箋も必要ありません。そして、必ずしもあなたの口臭に効くとは限らないのです。
全ての口臭が同じではありませんし、自分の口臭の根本的な原因を分かっていないということもあります。
それぞれの口臭に応じた処置が必要なのです。
自分の口臭のタイプを具体的に分かっていないと、思ったように口臭を取り除くことはできないでしょう。
口臭を取り除くには何が必要か、医師に相談してみても良いでしょう。市販薬よりも強力で、効果の高いものがあるかもしれません。
市販薬というのは、医師が処方するものほど強力ではありません。
市販で購入できる口臭の薬は自然素材を使用しており、通常、抗生物質などの成分は含まれていません。
抗生物質は処方箋でのみ手に入るものです。
市販薬には制限があり、一時的に症状を緩和するだけの効果しか期待できません。
市販薬を購入する前に医師に相談し、それが自分に効果があるのかどうか聞いてみましょう。
医師は、あなたの口臭を取り除くために何が必要かを判断してくれるでしょう。
フラックスシード(亜麻の実)を用いる
フラックスシード(※)は口臭のある人にとっては大切なもので、市販薬よりもかなり効果があるとされています。
けれども、口臭の根本的原因を知ることが何より大切です。
また、フラックスシードがどのように生産されているかも知っておきましょう。オメガ 3 脂肪酸は口臭を取り除く効果があります。
フラックスシードにはこのオメガ 3 の特性を持っており、また体に重要とされているオイルも含まれています。
口臭を引き起こすバクテリアをやっつける脂肪酸が豊富に含まれているため、慢性的な口臭にもフラックスシードは効果的です。
※フラックスシード(出典: フリー百科事典 Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%9C%E9%BA%BB%E4%BB%81%E6%B2%B9
口臭にすぐ効く方法
これから人と会うのに息がにおう、そんなことはありませんか?
ミーティングでこれから会社の重要人物に会わなくてはならないということもあるでしょう。
こういった状況で、話さないでいるのは不可能です。すぐに口臭を取り除かなくてはなりません。
いくつかの方法をご紹介していきましょう:
⦁ 水を飲む。
水を飲むことで、しばらく口の中をきれいにしてくれます。
とっさに誰かと話さなくてはならない時など、息がさわやかになるので役立ちます。
あるいは、ドライマウスだと感じる時にも水を飲みましょう。
ドライマウスと口臭は、どちらもバクテリアを口の中で形成します。風味を加えたければ、レモンやライムをしぼると良いでしょう。
⦁ キャンディやガムを一つ口に入れれば、一時的に口臭が抑えられ、息がさわ
やかになります。
⦁ 水を飲むのに加えて、水で口をゆすぐのも効果があります。定期的に行いましょう。
⦁ 歯ブラシが手元にあれば、すばやく歯磨きをして歯に付いた汚れをティッシュなどで拭き取りましょう。
近くに洗面所がない場合などに便利な方法です。
⦁ スプーンや舌ブラシでさっと舌を磨くこともできます。これはどこか人目のつかない場所で行いましょう。
洗面所があれば、そこで行いましょう。
舌に白い斑点があれば、ブラシやスプーンで取り除きます。
⦁ 外食の際にミントやガムを持っていなければ、食事の飾りでお皿に残ったパセリを口に入れましょう。
ただし人前でやらないように。
席を外してトイレなどに向かう際にしましょう。
⦁ 数分間パセリをよく噛みましょう。 席に戻る前には口を必ずゆすぎます。
⦁ お酒を飲む場合は、ウイスキーを一口飲むと、しばらく口臭が取り除かれます。
これはウイスキーにより、歯に付着した細菌が取り除かれるためです。
アルコールを勧めているわけではありませんので、試してみるかどうかはあなた次第です。
唯一警告するとすれば、飲み過ぎないこと。強いので酔っぱらってしまいます。
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